猛禽類あれこれ〜ハイタカ、チゴハヤブサ、オオノスリ。キジの親子も
あんなに賑やかだった蝉の声もいつしか消えて、気づけば秋の虫たちの声が心地よく響いているソウルです。
最後の力を振り絞っているかのような、秋の気配に抗うような、絶唱さながら鳴いている蝉もまだ時折見かけます。その度に立ち止まって、胸が震えるような気持ちで聴き入ってしまいます。
真っ青な空高く、悠々と舞う鳥の影・・・。
最近、猛禽類の姿をよく、見かけるような気がしていました。
気づけばもう9月も後半、いわゆる「鷹の渡り」の季節が到来していたようです。
猛禽類は空高く舞っていることがほとんどなので、小さくしか撮れません😂(しかも止まらないからピンボケ率高し!)。
↑これは羽裏の黒い模様と、よく見えませんが足の横が茶色いのと、尾っぽに微かに横線模様が見えるので、オオノスリ(큰말똥가리) のようです。
ああ、見事なピンボケ・・・。
落ち込んでいる間もなく、次は誰だ??↓
飛行機と競走しているかのようです。
またもやピンボケですが、足の部分がオレンジ色なのと、レスラーみたいな特徴的な顔の模様で、チゴハヤブサ(새호리기)と識別できました。
チゴハヤブサといえば、去年の夏の終わりに初めて出会ったなあ。
チゴハヤブサが上空で誰かとバトルを始めました。
お相手は・・・
よく見えないです・・・。わ、真っ逆さまに二羽とも墜落?!
ふー、体勢を立て直しました。右のお相手はよく見ると、翼指の数が6枚に見えます。
6枚は通常、オオタカかハイタカだそうですが、チゴハヤブサと互角の戦いをしている姿から見るに、ハイタカ(새매)のようです。
同じ日、別の場所で出会ったハイタカ別個体。↓
胸に荒い横斑が見えるので、幼鳥のようです。
猛禽類は撮影&識別が、まだまだ難易度が高いです。
もっと上手に撮れるように精進したいものです。
草むらではキジの親子が・・・😃。
お母さんと子ども。
手前の尾っぽがまだ短いのが子どもです。
尾っぽは短いけれど、顔つきはもう随分と大人っぽいですね。
お父さんも近くにいました。秋の草花の色と、素敵な羽が似合っていました。
数週間前には、まだホワホワだったジョウビタキたちも、この日は随分と大人っぽい顔を見せてくれました。
大人の階段、登ったね☺️
〜〜今日のおまけ〜〜
公園で鳥を見ていたら、どこからか、助けてーー(にゃーー)助けてーー(にゃーーー!)という声が・・・。
不思議に思っていると、その必死な声はどんどん大きくなり・・・。
なんと、下水道の中からその声はしていたのでした。
写真には写っていませんが、この下で子猫が一匹、鳴いていました🥲
どうしよう?!どこからか入り込んで出られないのかな?!
親の姿も見えないし、放っておいたら出られなくて死んじゃうかも・・・?!
頭の中はパニックでしたが、区役所?いや、消防に電話?いやいや、まずは公園の管理事務所に助けを求めてみよう!!・・・と、管理事務所に駆け込みました。
辿々しい韓国語でなんとか事情を説明すると(職員さんも、変な外国人が、訳のわからないことを言ってきた・・・と思ったことでしょう😂)作業員さんを現場に派遣してみるから、あなたも現場へ行って!とのこと。急いで現場へ戻ると、公園の作業員さんが2人もやってきてくれました。
この下です!というと、蓋を開けてくれ・・・
捕まえられるかも・・・と下まで降りてくれましたが、子猫は土管を伝って逃げてしまいました。
どうしようーーー!!😭と思っていたら、なんと脱出口は何箇所かあるそうです。
ほっ!!
そこから母猫が出入りしながら子猫の面倒を見ているんだよ、心配しなくても大丈夫だよ、と親切な作業員さんたちから聞いて一安心。
念のため、脱出口を一箇所確認させてもらって、確かに外へ出る道はあるとわかり、心からのお礼を言って帰路につきました。
韓国では、動物救助の動きが早いように思います。
以前、アパートの敷地で、怪我をして飛べないカッチが、猫に襲われそうになっていたのですが、どうしたら良いのか、その時は確か区役所に電話をしたんです。
たかがカッチ一羽で・・・と笑われることも覚悟していたのですが、「救助員を派遣します。場所はどこですか?○○ですね、救助員が現在どこそこにいるので、30分ほどでそちらに行きます。」と言われてびっくり!(しかも夕方5時を過ぎていた)
本当に30分で来てくれて感激しました!😭
「野生動物救助移送箱」と、箱にもちゃんと印字があります。
何でもパリパリ(早く早く!)の韓国人、とよく言われますが、こういう時のパリパリは本当に有り難いなあと思います。
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