(*今日は猫の話100%です。)
10月2日、数ヵ月にわたる闘病を終え、我が家の愛猫テトが旅立ちました。
10年半、毎日、我が家に幸せを与えてくれたテトでした。
そこにいてくれるだけでよかった。他には何も望みようもない、可愛くて健気なテトでした。
ありがとう、テト。
〜〜
テトが旅立つ数日前、新たな猫が我が家にやってきました。
前回の記事の最後に、下水道で助けを求めていた子猫について書いたのですが、その後も、子猫は無事に母猫に会えたのか、万が一、母猫に育児放棄されていたら大変だ(子猫が自力で外に出られる高さに出口はなかったので。←親猫ならジャンプしたら、なんとか出入り可能な高さにありました。)等々、気を揉む日々を過ごしていました。
心配で再び様子を見に行ってみると・・・。
まだ子猫はマンホールの下で鳴いていました。しかも、声は枯れてほとんど出なくなっており、身体も前回見た時よりも痩せているではありませんか🙀。
その日も次の日も、長時間様子を見ましたが母猫の気配は一度もなく。
どうやら母猫には会えていないようです。
このままでは脱出できないまま、子猫の命が危ない・・・。
なんとか助けないと・・・。そこからは、怒涛の救出作戦が始まりました。
日曜日だったため、公園事務所の方の助けを得られず、代わりに通りすがりの人々の協力を得てマンホールの蓋を一緒に持ち上げてもらって、下に降りて捕獲しようとしてみたり(←あえなく失敗)、地域猫ボランティアの仲間に捕獲器を借りて一緒に出直したり、月曜日となり公園事務所の職員さん、警備員のおじさん、庭師のおじさん、色々な人の協力を得て・・・。それでもなかなか捕まえられず・・・。
救出作戦、三日目に突入・・・。
やったーーー!
マンホール下に仕掛けておいた捕獲器についに入りました!!
急いで連れて帰り、ベランダで一時保護することに。
次の日から大雨だったので、下水道にいたら流されてしまうところでした。
間一髪でした。
小さな子猫は、小さいから人間にもすぐに懐くかと思ったら・・・。
シャーーーーーー!!!
野生そのもので全く人間を寄せ付けず、少しでもちかづくとシャーーー!ガッ!と、威嚇しては、吠えて(?)きます。はっきり言って、こちらが怯む恐ろしさです。
少しずつ少しずつ、人間の存在に慣れてきてはいるのですが、いまだに触らせてはくれず。
おもちゃで遊ぶようにはなったのですが、遊んでいる最中も、目が合うと「ガッうう!!」と鬼の形相となり、吠えてはダッシュで逃げていきます。😹
人慣れしたら里親さんを探すつもりですが、思ったより長期戦になりそうな予感です。
(保護して早1ヵ月。静止画で見たら可愛い女の子なんですけどね😽
吠えさえしなければ・・・😹)
とりあえず仮名は、下水道から奇跡の生還を果たした子、ということでミラクルの「ミラ」となりました。
どなたか「ミラ」を暖かく迎えてくださる方がいらっしゃいましたらご連絡ください💌
〜〜
猫記事のついでに、韓国で一時保護してきた猫たちの記録を備忘録として残しておこうと思います。
1)ノラ (2020.11月末〜2021.1月末)オス、白茶。韓国では黄色猫。
このブログにも何度か登場したノラ。
アパートの敷地にある地域猫の餌場に、突然一匹で現れたところを保護しました。
保護して三日目には心を許してくれて・・・。
しばらくすると、心許し過ぎ?!な状態となり・・・笑。
とっても甘えん坊でやんちゃなノラでした。
100%心を許してくれて、一途に見つめてくる瞳。
嬢がうつりすぎて、別れる時は号泣TT
良い里親さんのもと、今はおデブ猫になっているそうです。
2)ノノ (2021.2月末捕獲〜入院〜退院後4月から7月まで我が家に滞在)
凄まじい形相で威嚇してくる捕獲後まもないノノ・・・。
アパート内に住み着いていた野良猫のお母さんが産んだ二匹の子猫のうちの一匹です。
地域猫ボランティアさんたちに、コノ&ノノと名付けられ、乳離れを待って捕獲作戦が決行されました。
コノは残念ながら、捕獲作戦前に姿が見えなくなってしまいました。涙
ノノは元々、お母さんといる時から人一倍怖がりで、警戒心が強い子猫でした。
保護して数日後、ノノの足が折れていることが判明。手術、入院することとなってしまいました。
複雑骨折で、退院までは1ヵ月半以上もかかりました。
(ノノを手術、1ヵ月半以上にわたり世話してくれた南山動物病院の院長先生。地域猫活動に協力的で、いつも野良猫の中性化手術を快く引き受けてくれます。)
元々怖がりのノノ、捕獲→手術→入院、と怖くて痛い思いばかりさせてしまい、すっかり人間不信になってしまいました😿
1ヵ月半以上、世話をしてくれた院長先生や看護士さんにも心開かず、触ると威嚇して暴れ、残りの時間はケージの隅でうずくまる日々でした。
(入院中のノノ)
退院の日、院長先生に「この子は一生、人に懐かないかもしれない・・・」とまで言われたノノ。
我が家に来ても、何週間も段ボールの中から出てきませんでした。
あまりの人間不信ぶりに、猫ボランティア仲間からも「中性化手術をして、元いた場所に放した方が良いかもしれないね・・・」と言われて、悩む日々を送りました。
でも少しづつ少しづつ、頑張って怖さを乗り越えて、人間との距離を縮めてくれて・・・
箱の中からも出てくる時間も徐々に増えて、
2ヵ月ほど経つと、ついに・・・!
心許してくれましたーー!!(感涙)奇跡のゴロゴロ大音量!!
南山動物病院の先生にも報告したらとても喜んでくれました😸
我が家の猫たちとも仲良くなり、楽しく過ごしていましたが、7月についに里親さんが見つかりました。
いい夢見ているのかな?😊
ノノが初めて体を触らせてくれた時の感激は今でも鮮明に覚えています。
ノノは先住猫がいる方に貰われていき、先住猫とも仲良く過ごしているそうです。
たくさんの思い出をくれたノノでした。
3)サラ(2021.3〜現在に至る)メス、2歳くらい?三毛
上記のノノのお母さん。
アパート近所で子猫を産み、子育てをしながら過酷な野良生活を送っていたサラでしたが、これ以上子猫を産まないように、ボランティア仲間で捕獲し、中性化手術をした上で、元いた場所にリリース(TNR)するはずでした。
リリース予定だったので、片耳がカットされています。
これは日本でも同じですが、片耳カットは「手術済み」のマークとなり、不必要に再び捕獲され、手術を受けさせられるリスクを回避するため、地域猫を見守る活動では広く実施されています。
メス猫の場合は、可能なら2−3日安静に休ませてあげてからリリースしてね、という院長先生の言葉に従い、2−3日我が家で預かることになりました。
2−3日経つと、急に冷え込み雨が続き、後2−3日待ってリリースしようか・・・という話になりました。
するとそのたった数日で、サラが家猫に大変身したではありませんか!
「あたし、ここに居たいな」
「お外より暖かいにゃー」
「お外にはもう行かない」
まるでそう言っているかのような、必死の順応に見えました。
なので予定を変更して、家猫として里親さんを探すことにして、里親募集のポスターを色んなところに貼らせてもらいました。
退院してきたノノとも親子の再会を果たしました。
しかしいくら愛嬌があって性格の良いサラでも、やはり成猫を里子に迎えてくれる方はなかなか見つからず、時だけがどんどん過ぎて行き、このまま行き先が見つからなかったらどうしようと焦りが出てきた頃でした。
「ねえ、あたしが居なくなったら、あたしの席、サラにあげていいよ。」
「あの子、このうちが好きみたいだから・・・」
チコ、そしてサラに見守られながら頑張って治療も続けてきたテトですが、行き場のないサラに自分の席を譲ってくれたのかな・・・と感じさせるタイミングでの旅立ちでした。
サラは今月、正式に我が家の猫となります😊
(朝食準備中に、振り向いたらサラが座っていました!)
今頃は痛みのない場所でゆっくりと休んでいるかな・・・テト。
ありがとう、テト。
↓ポチッと押してもらえたら嬉しいです。