耳を澄ませば〜23区の片隅で

韓国のソウルでの野鳥観察を綴ったブログ「耳を澄ませば〜ソウルで野鳥観察」→日本へ戻ってきました。また身近な鳥たちとの出会いを記録したいと思います。

韓国で最後の鳥見かな・・・?

 

早いもので韓国に来て3年弱となりました。

いよいよ我が家もこの夏、日本へ帰国することとなりました。

韓国では沢山の良い友人に出会うことができ、ここを離れるのは名残惜しいですが、日本と韓国は(コロナが無ければ)とても近い国。

またきっと会えると信じています😊

 

韓国でも時間を見つけては勤しんできた鳥見ですが、ちょっと遠出をしての鳥見は今回の記録が最後になりそうです。

 

週末、友人家族が連れて行ってくれたのは、坡州市にある坡州三陵。

世界文化遺産にも登録されている王陵です。

前にも一度きたことがあるのですが、その時は冬だったので、新緑の三陵を散策しながら鳥見するのは初めてでした。

 

カッコーカッコーカッコー♪

夏鳥のカッコウ(뻐꾸기) が早速お出迎えしてくれました。

いつもは声だけどこからか聞こえて、姿は見えない・・・ということが多いので、嬉しかったです。

 

 

至る所で姿を見かけたのが、ジョウビタキ(딱새)!(の幼鳥)

巣立ち間もないまだあどけない顔の、羽もふわふわで頼りない感じの幼鳥達が、王陵内を飛び回っていました。

「お父さんー!お母さんー!どこー??お腹すいたー!!」

親の姿を見つけては、ついて回る幼鳥達😄

お父さんが、美味しいご飯をくれました。

ジョウビタキは東京では冬鳥なので、子育ての時期には既に東京からは姿を消しているのが常だったので、こうしてジョウビタキの子育てを見られたことも、韓国での貴重な体験です。

こちらの子は、羽根の感じからして成長が進んでいるようで、ご飯も自力でゲットしていました。

新緑を背景に佇むジョウビタキ。可憐・・・✨

 

新緑を背景に佇むゴジュウカラ。なんか迫力があるな・・・😄

 

ゴジュウカラも幼鳥が沢山いました。

逆さまになってもへっちゃらな強い脚を持つゴジュウカラ(동고니)

小鳥というには逞しくって、キツツキなどと比べると華奢で、なんとも言えない微妙な立ち位置のゴジュウカラが我が家ではお気に入りで、

大切に飾っている絵画もゴジュウカラです😊

 

王陵内ではカラアカハラ(되지빠귀) の囀りも美しかったです。

巣で卵を温めているカラアカハラの姿もありました。(カラアカハラの巣、初めて見た〜!)

 

美しく長閑な王陵内を友人家族とのんびり散策し、思い出深い1日となりました。

 

帰り道、水田でも出会いがありました。

アマサギ(황로) です。コサギよりも小さいかな?小さな可愛いサギです。

顔と首が亜麻色(薄オレンジ)になっていて美しい・・・。

亜麻色になるのは夏の繁殖期だけだそうです。

 

わー、まさかクロツラヘラサギ(저어새) にも出会えるとは!(感動)

クロツラヘラサギは東アジアにのみ生息する絶滅危惧種です。

 

一昨年、カンファ島の繁殖地まで出かけてその姿を拝んできたのですが、坡州市の水田にも降り立つのですね。

一羽だけでしたが、その大きく、優雅な姿を目に焼き付けてきました。

この時期のクロツラヘラサギも、アマサギと同じく、首元が亜麻色に色づいていて美しいですね。

英名ではスプーンビルという通り、嘴がスプーンみたいです。

この美しい生き物が、地球上から消えることがありませんように・・・。

 

〜〜今日のおまけ〜〜

 

我が家の絶滅に瀕している椅子↓

あーあーあー・・・

座面がビリビリに破かれて、瀕死の状態です😨

「あたしは無関係!!!」by Mira

 

↑と、犯人が言っております。

友人が知り合いの修理業者さんを紹介してくれて、絶滅に瀕していた我が家の椅子達も、無事に復活しました。

またすぐに絶滅の危機に陥りませんよう、願うばかりです😂

 

 

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