セグロセキレイとハクセキレイのお食事風景〜アオジも来ました
秋も深まり、美しい紅葉に目を奪われる日々です。
冬鳥も続々と姿を現し始めました。
今季初めての出会いは・・・
「ポリポリ・・・種子は美味しいなあ」byアオジ
黄色が美しいアオジです。
雀ほどの小ささで、後ろ姿は地味なのですが、振り向くとなかなかに鮮やかな黄色の可愛い小鳥です。
オスとメスの見分け方は、顔(嘴の付け根から目の間あたり)が黒っぽくて、顔全体がなんだか濃い色、というのがオスで、メスは体と顔の色が同じで、さらに目の上に薄い黄緑の線が走っている・・・のが特徴なのですが、たまに、どちらなんだろう・・・?と紛らわしい個体もいます😹
写真の子も、オスだと信じて写真を撮っていたのですが、今よく見てみると目の上の黄緑の線も鮮やかで・・・はて?
でも顔全体的に濃く見えるし、嘴の付け根も黒っぽいから、やはりオスなのかな??と思います。自信はありません。😅
↑こちらはメスですね。顔全体が体と同色の淡い色です。
そんなこんなで今季初のアオジの姿をありがたく拝んでいたのですが、ふと横を向くと、セキレイ達がお食事中でした。
まずはセグロセキレイ。
ゲジゲジ、ゲット!!(※苦手な方、申し訳ありません・・・😨)
セグロセキレイって、日本では割と普通に見かけるのであまり意識していませんでしたが、日本の固有種で、海外では見かけることのない鳥なんです。
なので5年ぶりに日本に帰国し、久しぶりの再会となりました🥰
頭に黒いベレー帽をちょんと被ったような姿が可愛いです。
その隣にはハクセキレイ。
・・・の幼鳥かな? 顔がクリーム色をしています。
もぐもぐ・・・
小さな種子?みたいなものを食べていました。
胸のV字模様も素敵です。
こちらは真っ白が眩しい成鳥のハクセキレイ。
背中がグレーに変化した冬羽です。
土手を降りると、川ではセグロセキレイがトンボを捕まえていました。
羽をもがれたトンボさん・・・合掌。
天高く馬肥ゆる秋・・・秋の間にたくさん食べて、栄養をつけて、厳しい冬を乗り切れますように。
〜〜今日のおまけ〜〜
韓国から帰国後も、韓国語を忘れないよう週一でレッスンを受けています。
最近、街を歩くと蔦が赤く染まって美しいな・・・と思っていたので、お気に入りの「蔦(담쟁이)」という歌を勉強がてら訳してみました(意訳も多々入ります、ご容赦ください)。
담쟁이
蔦
私にとっては虚無の壁にしか見えないものが
その女性にとっては世界に通ずる窓なのかもしれない
私にとっては無謀な執着にしか見えないものが
その女性にとっては恍惚と酔える狂気なのかもしれない
誰も根を下ろそうとしないだろう場所に
骨が擦る減るまでに 根を下ろそうとするその女性
灰色の壁に 緑色の窓を無数に垂らしているね
固い悲しみの荒縄を紡ぎながら
カンナの花よりも もっと高く 空に向かって伸びているね
ついに壁ひとつをまるまると 体の中に 飲み込んで
体中全てで 壁に齧り付いているね
ああ なんて至毒な愛だろう
ああ なんて至毒な愛だろう
この歌は私の好きな안치환氏が作曲し、歌っている曲なのですが、元々の歌詞は女流詩人の이경임氏の詩だそうです。
力強くロックな感じの안치환氏の歌も好きですが、人間の哀しみや、人生辛いことも多いけれど、それでも生きるって素晴らしい、と感じさせるしみじみとした曲も好きです。
(안치환氏が好き、というと、時代の潮流に全く乗っていないその答えに、韓国人にも笑われてしまうのですが、時代を超えて聴ける名曲が多いと(私は)思います😊)
この蔦(담쟁이)は안치환氏の中では異色な一曲かもしれません。
蔦って、歌詞にもありますが、灰色の壁にひっそりと伸びているようなイメージがあります。
誰も見向きもしない場所で、ひっそりと這っている蔦・・・。
でもふと気づいたら、暗い灰色の壁は、その蔦の力で、鮮やかな一面の緑に塗り替えられていた・・・。
健気で、少し狂気を感じるほどの狂おしさで、誰かのために必死に生きている、ある女性の姿をそんな蔦に重ねて詠んだ詩でしょうか。
それは恋人であるか、母親であるか、細かいことはわかりません。
ただ、ひたすらなその姿に胸が締め付けられると同時に、壁を丸ごと飲み込んでまでも、鮮やかな緑色に生まれ変わらせる、その逞しさ、力強さ、がむしゃらさに、感服してしまうのです。
(画質悪いですが、お借りました)
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