耳を澄ませば〜23区の片隅で

韓国のソウルでの野鳥観察を綴ったブログ「耳を澄ませば〜ソウルで野鳥観察」→日本へ戻ってきました。また身近な鳥たちとの出会いを記録したいと思います。

黄色いアンヨのキアシシギ〜黄色い嘴のイカルも

 

ツバメの雛が巣立って行くシーズンになりました。

巣立ったばかりの雛が、電線に並んでとまっている姿などを見るたびに、これから先の旅路に幸あれと心の中で願ってしまいます🙏

 

夏鳥の季節となりました。

近所の川でもちらほらと夏鳥の姿を見かけるようになりました。

その中でも、私には初見だったのは・・・

 

黄色い足がチャームポイントのキアシシギ!(노랑발도요)

二羽、出会えました〜😊

鳥見の大先輩O氏が連絡をくれたのですが、O氏は三羽見かけたそうです。

私が探しに行った時は二羽しかいなかったのですが、代わりに、この子が代役を務めてくれました(?)。

「わたしもまだいるのよ〜。」

 

タシギです!

キアシシギのすぐそばに飛んできてくれました。

タシギはもう季節的にいなくなっているかと思っていたので、思いかけず出会えて嬉しかったです🥰

 

しかしキアシシギは、他に名前をつけようがないくらい、黄色の脚ですね😄

 

すらっとした黄色の美脚に目が釘付け。

 

黄色といえば、この春、近所で出会うことができたイカルの写真も記録のため載せておきます。

 

(イカル)

黄色い嘴が鮮やかです。

ソウルでよく見かけていたコイカルより、若干大きめの体です。

 

3月初旬に、数日にわたり河岸の木立に飛来しました。

O氏によるとこの地には7年ぶりの飛来だそうです。

次に会えるのはいつになるのかな? 遠からず会えることを願っています。

 

 

〜〜今日のおまけ〜〜

 

先日、白樫が生い茂る緑地公園に散歩に出かけました。

そのことを韓国語の先生に雑談がてら話すと、先生が「私もカシナム見に行きたいな〜」と言いました。

カシナム・・・。

久しぶりに耳にしたその単語に、思わず懐かしい歌を探してしまいました。

 

注)カシナムとは、イバラという意味なのですが、棘がない白樫も、韓国語ではカシナムだそうです。

 


www.youtube.com

 

「カシナム」は韓国のフォークソンググループ「詩人と村長」が1987年に発表した曲ですが、チョソンモのカバーバージョンの方が有名かも?(↑YouTubeお借りしました)。

 

勉強がてら歌詞を訳してみます(意訳部分もあります。ご容赦ください。)

 

가시나무

 

내속엔 내가 너무도 많아 

당신의 쉴 곳 없네

 

내속엔 헛된 바램들로

당신의 편할 곳 없네

 

내 속엔 내가 어쩔수 없는 어둠

당신의 쉴 자리를 뺏고

 

내 속엔 내가 이길 수 없는 슬픔

무성한 가시나무 숲 같네

 

바람만 불면 그 메마른 가지

서로 부대끼며 울어대고

쉴곳을 찾아 지쳐 날아온

어린 새들도 가시에 찔려 날아가고

 

바람만 불면 외롭고 또 괴로워

슬픈 노래를 부르던 날이 많았는데

 

내 속엔 내가 너무도 많아

당신의 쉴 곳 없네

 

イバラの木

 

私の中には 私があまりにも多すぎて

あなたの休む場所がないよね

 

私の中には 虚しい望みばかりで

あなたの安まる場所がないよね

 

私の中には どうしようもできない暗闇があり

あなたの休む席を奪って

私の中には 打ち勝てない悲しみがあり

鬱蒼とした イバラの森みたいだね

 

風が吹けば その干からびた枝は

お互いを苦しめながら 泣き続け

翼を休める場所を探し 疲れ果て飛んできた

幼い鳥たちも 棘に刺されて飛び去って

 

風が吹けば 寂しくて 苦しくて

悲しみの歌を 口ずさんだ日も たくさんあったけれど

 

私の中には 私があまりにも多すぎて

あなたの休む場所がないよね

 

〜〜

アメージンググレースのような雰囲気のこの曲を作曲したハドッキュ氏は、グループ解散後、牧師になったそうなので、この曲はキリスト教的な意味が含まれた歌のようです。

歌詞の中にある「あなた」は、神やイエスを指していると解釈できます。

 

でもそんな宗教的意味を考えずに聴いても、悲しいまでの自責の念、罪悪感、そんな感情に優しく寄り添ってくれるような、慈愛に満ちた歌だと思います。

 

↓若かりし頃、よく聴いていたジャウリム(紫雨林)も、カシナムをカバーしていた!

知らなかった〜。途中からロック調に転調してめちゃくちゃカッコ良かったです〜😍😍

 


www.youtube.com

 

 

 

 

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